定年後のキャリア設計は〇〇から考える!

定年後のキャリア設計は家族との時間から考える!

あなたは定年後のキャリアについて具体的にイメージしたことはあるでしょうか?

 

定年を目前にして、何歳まで働こうか?

どのような働き方をしようか?

 

と考えることが多いのではないでしょうか。

 

同じ会社で再雇用されることやグループ会社での勤務など、引き続き大きな環境を変えずに働く方が多いようです。

 

ところで、定年後のキャリアについてご夫婦やご家族と話をしたことはありますか?
 

・妻は退職金のことばかり聞くから話をしていない
・「定年後どうするの?」と聞かれるけど、まだ決めかねているから相談していない
・定年後のキャリアについて話をしているけど妻の考えは聞いていない

 

私が知っている限り、自分自身で考えているだけで家族に相談をしたり、話し合いをしていないケースが多いようです。

 

あなたは奥様の考えを聞いたことがありますか?

ご主人の趣味が夫婦の絆を結んだNさん夫婦

Nさん(男性)は65歳の定年を3年後に控えて、今までの夫婦関係を見直したといいます。

 

「お金のことは妻に任せており、どれくらいの貯金があるのかもよく知らない」

 

と言っていたNさん。

 

奥さんと定年後について話すのですか?

 

と尋ねると

 

「話はしていないけど、家にいたら邪魔にされるだけだろうから、またどこかで雇ってもらえるなら働こうと思っている。」

 

とのこと。


「邪魔にされるだけだろう

 

ということ話はされていない様子です。

 

共通の趣味はあるのですか?

 

と尋ねると

 

「お互いに自分の時間帯で好き勝手に過ごしているから、別にないかな・・・」

 

Nさんご自身の趣味はあるのですか?

 

「仕事でゴルフをする機会が多かったからゴルフの打ちっぱなしが趣味かな。」

 

奥様はゴルフされないのですか?

 

「昔、2,3度だけ打ちっぱなしに連れていったことあるけどあれ以来やっていないんじゃないかな。」

 

奥様は打ちっぱなしだけで、コースにでる機会がないからつまらないと思っているんじゃないですか?
一度誘ってみたらどうですか?

 

「興味があったら自分からコースに出たいっていうだろうけど、聞いてみるか。」

 

その後、二人でゴルフを楽しむようになりました。

 

奥様はゴルフに興味があったのですが、ゴルフクラブも持っていないし、ご主人は仕事の延長線上でゴルフをしていたので、ご夫婦で楽しむことはないだろうと思っていたそうです。

 

奥様は離婚は考えていなかったそうですが、ご主人との老後の生活には不安があったそうです。

 

「家に毎日いると思うと食事の支度をすることを考えただけでも憂鬱なのに、二人で楽しむ趣味がなかったので、何をして過ごせばよいのかと不安で・・・。それなりの資産はあるから、私も主婦業を定年退職という感じで別居も考えていました。」

 

つまり、夫婦二人で暮らす事に不安や憂鬱感があり、経済的な心配さえなければ離婚を考えてしまうこともあるということです。

定年後のキャリアは夫婦とともに考える

Nさん夫婦は共通の趣味ができたことで休日を一緒に過ごすことが増えたそうです。

 

定年後の仕事についても話し合って、週3で今まで勤務してきた会社で再雇用される方向で決めたとのお話です。

 

Nさんのようにご夫婦での時間を確保した上でセカンドライフの短期的なプランを決めることにより今後20年・30年を共に生きていくことができるのだと思います。

 

今回は短期的なプランの一部を切り取ってご紹介しました。

 

定年後の人生は20年・30年と続きます。


ご夫婦やご家族とその時間をどれだけ幸せに過ごすか。

 

そして、今後の突発的な出来事にどのように対応していくか。

 

全てにおいてご夫婦でのコミュニケーションは不可欠となるのです。